今年一番の映画「アイアムアヒーロー」の話をしよう
ご機嫌いかがですか。
おりまーです。
前回のブログでもお伝えしたとおり、ゴールデンウィークは映画を観る予定でした。
そして予告通りアイアムアヒーローを観てきました。
あらすじ
鈴木英雄は30過ぎの売れないマンガ家。
アシスタント生活が続き、交際相手とも上手く行かず悶々とした日々を過ごしている。
ある日、日本中で感染した人間は凶暴化「ZQN(ゾキュン)化」するウイルスが蔓延する。
アシスタント仲間がZQN化する中、交際相手の元へ無事を確認しに行くのだが…
評価
★★★★☆
すごく面白い!!!
原作も読んでいますが実写映画化の話が出た時は、絶対面白くない原作レ○プ邦画がまた1つ増えるのか…
なんて思っていましたが想像を遥かに超えて来ました。
変わらない日常からのZQNパンデミックの畳み掛ける序盤の展開は圧巻です。
「バクマン。」といい漫画原作の実写映画アツいですね!!!
見どころ
大泉洋
実写化、キャスト決定の際に、大泉洋は絶対はまり役だなと思いました。
しかし、
それは間違いでした。
原作の英雄よりも大泉洋がかっこ良すぎる。
最初の冴えない30過ぎの男の感じとか、なよなよした雰囲気の出し方は
「おぉ…、っぽい」
と思えましたが話が展開するにつれ、加速度的にかっこ良くなってしまう大泉版英雄。
私の知っている英雄はエンドロール前には居なくなっていました。
嬉しい誤算ですね。
映画としてまとめるために、このような感情移入しやすいヒーロー(英雄)キャラにしたのは正解だったと思います。
グロテスクな描写
映画化に当たってR15指定されています。
その分ばんばん頭部破壊や四肢欠損描写がみられます。
これで好き嫌いがきれいに別れそうですが、平気な人ならどんどんハマると思います。
後半の籠城シーンでの英雄が無双するシーンは、ヘッドショット連発で最高のカタルシスが体験できます。
ZQNについてですが、原作を読んでいる時点では「バイオハザード4」のプラーガ(自我のあるゾンビ)とか、進撃の巨人の奇行種みたいだなぁと感じていました。
今回映像化したことでジャパニーズ・ホラー的な気持ち悪さも加わったように思います。
呪怨の伽倻子の様な奇怪な動きだったり、見た目の気持ち悪さだったりと日本だからこそ産まれたゾンビがZQNなのではないでしょうか。
恋愛映画やら少年漫画や少女漫画原作の映画が多い最近、よくもまぁこんな邦画が公開できたなぁと感心しています。
話の展開(若干ネタバレ)
アイアムアヒーローの原作は、20巻が既に発売されていますが映画では6巻程度のところで終わっています(たぶん。きちんと確認していませんが…)
2時間の尺で無駄に広がらず、原作のエッセンスを残しつつ、パニックホラー映画として上質なものとしてまとまっています。
原作を読んだ人からすればまだまだこれからじゃん!
というところで終わってしまうのでぜひ続編を制作していただきたい!(十分面白いですが)
そして原作の違いとして
- ニートやネット住民達の活躍がない
- 性描写がない
といった点があります。
原作では2ちゃんねるような掲示板の情報を元に行動をするといった場面が多々あります。
また、ニートといった今まで社会で上手くいかなかった人間達が、水を得た魚のように原作では行動しています。
映画でもそのような描写はありますが、原作ほど下克上するようなことはありません。
他にも英雄は原作では交際相手と仲良く描かれており、あんなことやこんなことをして読者に
「キモッ」
と思わせることに長けています。
映画ではもはや冷め切った2人として描かれています。
しかしこれらの点を削りZQNと英雄に視点を定め、テンポよく2時間使いきった映画に仕上がっています。
まとめ
かっこいい英雄(ヒーロー)が観れる映画です。
ゴールデンウィークもとい今年一番楽しめる娯楽映画でしょう!
まだ間に合う!
はやく劇場へ!!!
余談
監督の佐藤信介さんは「GANTZ」シリーズや「図書館戦争」シリーズを監督しているそうです。
「GANTZ」はうーんという作品でしたが、「図書館戦争」は未視聴なので観ようと思います。
新作のデスノートも監督するそうですが期待できますね!
脚本は野木亜紀子さん。
佐藤信介監督とは「図書館戦争」シリーズでタッグを組んでいます。
「図書館戦争」は観るしか無いですね!
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