七夕の夜に合衆国万歳。「エンド・オブ・キングダム」の話をしよう
ご機嫌いかがですか。
おりまーです。
あの大人気映画?「エンド・オブ・ホワイトハウス」の続編「エンド・オブ・キングダム」を観てきました。
(ホワイトハウス・ダウンは関係ないシリーズです。)
あらすじ
かつてホワイトハウス襲撃事件(エンド・オブ・ホワイトハウス)からベンジャミン大統領を救ったシークレットサービスのマイクは、今も大統領の側近として公私を共にする。
ある時イギリス首相が心臓の手術後の合併症で亡くなった。
合衆国をはじめとする同盟国首脳がロンドンへ葬儀に向かうが、そこで首脳を狙った襲撃に巻き込まれる。
マイクは大統領と共にロンドンからの脱出を図るが、襲撃の裏には2年前のある事件が関わっていた…
評価
★★★☆☆
最高ですね。
ロンドンの古き良き町並みがバンバン破壊されます。ビッグベン、バッキンガム宮殿などなど。VFX万歳。
大統領行く所に事件ありというコ○ン君みたいな悪運の強さですが、今回も合衆国を敵に回したらボッコボコにされるという教訓を得られる映画です。合衆国万歳。
次回作はエンド・オブ・トウキョー(笑)だとかエンド・オブ・クレムリンをぜひ製作して頂きたい。
見どころ
VFX
今回もヘリからフレア焚きます。
この映画はロンドンの観光地破壊を楽しむ映画です。
勝者が正義
話は有って無いような合衆国主導の勧善懲悪ストーリーです。
マイクの情け容赦ない粛清を楽しむ映画です。
復讐の連鎖
今回は「復讐」が首脳襲撃の動機となっています。
前作よりも真っ当な理由付けがなされてます。
家族殺されたらそりゃ犯人が憎いと思うのは当たり前でしょう(テロリストだから家族が巻き込まれたのは身から出た錆だというもの一理ある)。
しかし、
「そんなものは知らん。合衆国及び同盟国を的に回したらフルボッコだからな。」
ということで復讐は頓挫します。
マイク並びに合衆国も相手を赦す訳でもなくもちろん殺害。
法廷でしっかり裁こうというのは生ぬるいという結論です。
だが、私は思うのです。
復讐が産むのは新しい復讐しかない。
どこかでこの復讐の輪廻を止めるには、誰かが復讐の引き金を引くのを止める事が必要であること。
それを伝えるためのアンチテーゼとして、復讐というものがテーマとして描かれたのだと。
まとめ
復讐のくだりの取ってつけた感じが酷い。
前作よりも家族の絆といったちょっとしたストーリーが入ってしまったので、破壊感が薄れてしまった感じはしますが十分カタルシスはもたらされます。
セキュリティー面の脆さや警備などツッコミどころ満載で、もはやギャクと紙一重の映画ですがイライラして破壊衝動に駆られそうな方はこの映画を観ましょう。