「伊藤計劃の命日」の話をしよう
ご機嫌いかがですか。
おりまーです。
伊藤計劃の命日
6年前の今日、2009年3月20日。
伊藤計劃は34歳の若さで亡くなった。
伊藤計劃の著書
亡くなるまでのオリジナル長編は「虐殺器官」、「ハーモニー」の二篇のみ。
また、ビデオゲーム「METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOT」のノベライズ「メタルギアソリッド ガンズ オブ ザ パトリオット」を手掛けている。
短篇集として、伊藤計劃死後に「The Indifference Engine」も出版されている。
未完の作品として「屍者の帝国」があり、プロローグ以降を友人の円城塔が引き継いでいる。
小島原理主義者としての伊藤計劃
生前、「小島原理主義者」を自称していた。
ゲームデザイナーの小島秀夫作品を愛し、深く理解し、一人のファンから小島監督の良き理解者となっていた。
小島プロダクションのネットラジオ「ヒデラジ」にも出演や、MGSの解説もしていた。
私と伊藤計劃
ゼロ年代のベストSFだと言われている作家だ。
「伊藤計劃以後」という言葉も生まれ、日本のSFに大きな影響を与えた事は紛れもない。
武器・装備の設定、世界観などの深い作り込み。
一方でノリの軽いキャラ、ブログのようだ言われる軽い文体で重いテーマをスラスラと読める。
手垢にまみれた初めての本になった。
「The Indifference Engine」に収録されている「From the Nothing with Love」は007のオマージュで面白い(タイトルも「ロシアより愛を込めて」の原題、「From The Russia With Love」のオマージュ)。
シリーズ毎に主演俳優が変わることをSF的な解釈で新しい007作品に仕上がっている。
伊藤計劃を偲んで
これからの人生伊藤計劃のような衝撃を、世の中に私は与えられないかもしれない。
ただ、伊藤計劃の作品に魅了された人間として、そのMEMEを後世に伝えることをしなければならないと思う。
このブログが多くの人の目に触れ、伊藤計劃という人間をもっと多くの人に知ってもらいたい。