おりまーおりまーす。

生活支援員:僕の体の70%は「小島秀夫」でできている。映画について書きたいと思う。

まさに青春、「ジェームズ・ボンドは来ない」の話をしよう

ご機嫌いかがですか。

おりまーです。

 

 

 

 

ジェームズ・ボンドは来ない (単行本)
 

 

を読み終えました。

 

あらすじ

香川県の人口3000人の街、直島。

2004年、そこへあの007の映画撮影誘致活動が始まる。

その活動へ地元を愛する女子高生遥香も加わる。

希望。恋。絶望。挫折。彼女の夢は実現するのか。

 

 

 

 

評価

★★★☆☆

 

 

 

なんか青春の全部を凝縮した作品。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オススメしたい人

  • 007が好きな方
  • 青春物が好きな方
  • 地元が好きな方

 

 

 

 

 

007が好きな方

ジェームズ・ボンドは来ない」ってタイトルなので、

007にまつわる話がたくさん出てくる。

 

 

 

ロシアより愛をこめて」や「サンダーボール」など初期の作品から

最新の「スカイフォール」までの様々な007の簡単な批評本としても読める。

 

 

 

007の配給会社にまつわる話も出てくる。

MGMからソニー・ピクチャーズ。

はたまた制作会社のイオン・プロダクションまで。

 

 

 

1つの映画史を振り返る事もできる。

 

 

 

事実を元にした作品なのでそこら辺も生々しい。

筆者の松岡圭祐さんの取材力に驚く。

 

 

 

 

青春物が好きな方

007題材だが青春小説としての完成度が高い。

予備知識がなくても楽しめる。はず。

 

 

 

遥香の高校、短大、社会人時代までを描いている。

王子様は現れないし、すごいスキルもない。

友情。からの疎遠。

告白。からの破局。

 

 

 

等身大の片田舎の女の子。

みんな経験したような物語。

 

 

 

それなのに飽きない。

 

 

 

アオハライドなんか読まなくてもこれ読め。

 

 

 

 

地元が好きな方

自分含め普通の人と違う事は、地元を良くしたい。

誰もが考える漠然とした夢。

それを捨てる事なく、しかし普通の仕事をして両立出来ている。

 

 

 

脚色はもちろんあるだろうが地元を愛する気持ちが

周りを巻き込んでそれが小さな街から世界へと波及する。

 

 

 

ひたむきな遥香の姿が羨ましく、また自分もそうなりたい。

 

 

 

それがページを進める手を止められなくなる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まとめ

正味4時間程度で読める。

 

 

 

純粋じゃないな。心すさんでるな。

007最近観てないな。

キュンとしたいな。

 

 

 

そんな方々読んでください。